今回は、フィリピン人講師や、ネイティブ講師、日本人講師から英語が学べる上に、中国語まで学べてしまうというオンライン英会話「産経オンライン英会話Plus
」を実際に試してみました。
産経オンライン英会話プラスは、コイン制だったりと若干システムが複雑なところがあります。でも、使い方によっては、とてもおすすめできるオンライン英会話です。そのへんも含めて、辛口レビューします。

産経オンライン英会話プラスについて&特徴
産経オンライン英会話Plusは、産経グループが提供するオンライン英会話です。まずは、特徴をざっくりとまとめてみました。
- 「英会話レッスン」、「キッズレッスン」、「中国語レッスン」の3つを自由に選べる
・英語講師は、フィリピン人、日本人、英語ネイティブスピーカー
・中国語講師は、中国語ネイティブスピーカー - 5分前まで予約可能、1回のレッスン時間は25分
- 早朝5時~夜中1時まで開講
- レッスンの受講方法は、「Skype(スカイプ)」または「ブラウザを使用した独自システム」から選べる
- PC、タブレット、スマホから受講OK
- 家族とレッスンを分け合える(最大5人まで)
- コイン制
中国語レッスンまで受けられるなんて、かなりユニークですね。講師は、専門のトレーニングを受けた、日本語を話せる中国在住のネイティブスピーカーだそうです。
また、コイン制で、フィリピン人、日本人、ネイティブスピーカー(英語、中国語)によって、レッスンを受けるのに必要なコインが違います(詳しくは後述)。
レベルチェック&教材(テキスト)について

オンライン英会話の多くは、初回レッスン時に講師がレベルチェックをしてくれますが、産経オンライン英会話プラスでは、「無料体験レッスン・トライアル教材」を選ぶと、講師がレベルチェックをしてくれます。トライアル教材には、初心者向けの「TRIAL A」と、中級者・上級者向けの「TRIAL B」があります。
それ以外の教材には、以下のものがあり、自由に選ぶことができます。
- 中国語会話
- キッズ専用教材(幼児・小学生対象)
- 日常英会話(初級レベル~中上級レベル)
- ビジネス英会話(初級レベル~中上級レベル)
- 職業別英会話(レストラン、タクシー、郵便局、小売店、鉄道)
- 中学校教科書準拠教材(中学校の教科書に沿って学べる教材)
- ニュースディスカッション(産経新聞の英文ニュースを教材として使用)
- GCAT
- CASEC
テキストは無料で利用することができ、レッスン受講中以外でも、いつでも見ることができます。
TOEIC L&R対策のレッスンもありますが、「Building TOEIC Skills(初級)」、「Developing TOEIC Skills(中級)」、「Mastering TOEIC Skills(上級)」という市販の教材を使用するそうです。この教材はレッスン前に事前に別途購入する必要があります。
また、教材を使わずに講師と自由に話す「フリートーク」もあります。話すだけでなく、英文メールなどのチェックをしてくれたり、面接の練習もできます。
中学生用の教材は、2021年から導入される新学習指導要領にも対応したものになっています。学校で学ぶ内容と直結しているので、成績アップが期待できますね。
無料体験もある
無料体験では、以下の計4回のレッスンを受ける事ができます。
- フィリピン人講師とのレッスン 2回
- 日本人またはネイティブ講師とのレッスン 1回
- 中国語会話のレッスン 1回
無料体験を試すには「産経オンライン英会話Plusのホームページ
」で登録するだけです。クレジットカード番号の入力も必要なく、無料体験後に有料コースに自動的に以降されるパターンではないので(好印象!)、安心して受けることができます。
受講のやり方

レッスンは、PC、スマホ、タブレットのどれでも受けることができます。また、スカイプ(Skype)またはブラウザでの受講から選ぶことができます。
受講の流れは、以下のとおりです。
- 無料登録
- 講師を予約
- レッスンを受講
- 講師からのレポートを受け取る
1.無料登録
まずは無料登録です。登録は、「産経オンライン英会話Plusのホームページ
」ですることができます。
上でも書きましたが、多くのオンライン英会話が無料登録時にクレジットカード番号の登録が必要で、無料期間が終わったら有料コースに自動的に移行になりますが、産経はクレカ番号はいりません。なので、「やっぱり違うな」と思っていてうっかり解約忘れても、料金を請求されることはありませんので安心です。
なお、登録時に、講師への要望(ゆっくり話して欲しい、発音を練習したい、など)も入力することができます。
2.講師を予約
登録すると、無料体験のためのチケットが表示されるので、受講したい講師の「予約する」ボタンをクリックします。

予約は5分前までOKです。私のような無計画な人には、本当に嬉しいシステムです。
講師は、受講日時や性別、年齢、日本語レベルなどで絞ることができます。検索結果が表示されたら、「予約する」をクリックするだけです。

レベルチェックを受けるには「トライアル教材」を選ぶのを忘れずに!
オンライン英会話の多くは、初回レッスン時に講師がレベルチェックをしてくれますが、産経オンライン英会話プラスでレベルチェックをしてもらうには、予約時に「英会話トライアル」教材を選ぶ必要があります。
上で「予約する」をクリックしたら、↓のウィンドウが開き、ここで教材を選択することができます。レベルチェックをしてもらいたい場合は、ここで「英会話トライアル」を選択するのをお忘れなく!

3.レッスンを受講&レッスンルームへの入り方
今回はスケジュールの関係で翌日のレッスンを予約したら、レッスン開始1時間半前に「もうすぐレッスンが始まるよー」というメールを送ってきてくれました。その中に、
レッスン開始時刻5分前になるとマイページトップへ「受講開始」ボタンが表示されますので、時間になりましたらボタンを押してレッスンルームへお入りください。
と書いてあったので、「マイページ」にログインして待っていたけど、時間になってもマイページに「受講開始ボタン」が現れず。


そしたら、スクロールした下~の方にありました。

無事にレッスンルームに入ることができました。
産経オンライン英会話プラスでは、レッスンはスカイプ(Skype)またはブラウザで受講することができますが、今回はブラウザで受講しました。レッスン画面は、以下の様な感じで、とてもスッキリして見やすかったです。

今回はフリートークをしてみました
今回は、教材を使わずに、フリートークをすることに。いろいろなことを話しました。
中でも興味深かったのが、この先生の生徒は下は5歳から、上は85歳までいること!85歳の人は認知症を防ぐために受講しているそうで、いろいろな歴史を教えてくれると言っていました。私もこの生徒さんの様に、ずっと人生にチャレンジしながら生きていきたいと思いました。

また、一番若い生徒は5歳の子というのは、そんなに若くしてオンライン英会話を受けられるなんて、羨ましいなぁと思いました。
あとは、生徒さんはビジネス英会話を学ぶ人が多いと教えてくれました。会社で産経オンライン英会話プラスを導入していて、従業員に受けるよう奨励しているところがたくさんあるそうです。確かに、産経オンライン英会話プラスのウェブサイトでは、リコーや三菱モーターズ、日立アカデミーなど、大手企業も取り入れていると書かれています。本当に英語は、ビジネスをする上で欠かせないものになっているんですね。
また、学校向けのカスタマイズプランもあり、立教大学や全国の小中高が取り入れているみたいですね。学校向けプランでは、授業で使用するのはもちろんのこと、課外や自宅でも使えるようなプランもあるそうです。若い頃から実際に外国の人と話せるなんて、すごくその後の人生に大きくいい影響を与えそう。私の時代&田舎にはもちろんそんなのはなかったので、羨ましいです。
レッスンに話を戻すと、今回受講した講師はとても明るくて、上手にリラックスさせてくれました。英語はもちろんのこと、話の運び方も上手だったので、途切れることなく終始楽しく話すことができました。
4.講師からのレポートを受け取る
各レッスンのあとに講師がレッスンレポートを作成してくれます。レポートは「マイページ」の「レッスン履歴」で見ることができます。今回は、以下のコメントをくれました。
Hello Kaede,
A charming Wednesday!
Thank you for such a great commitment towards our lesson today!
Every time you learn new words and languages, you are able to think in a slightly different way. You can start to see the world from a different perspective.
This means that your world will seem bigger and more exciting with every new piece of language.
I hope you had a great time in our discussion today.
I am looking forward to see you again in my next lesson.
Tutor Gen 💛🌺💛
Here are some important points that might help you review:
Pronunciation
WORD
effect
YOU SAID: /effect/
CORRECT: ef·fect
/əˈfekt/
noun
a change which is a result or consequence of an action or other cause.
affect
YOU SAID: /affect/
CORRECT:af·fect
/əˈfekt/
verb
have an effect on; make a difference to.
*Please practice the word mentioned above.
上の部分はコピペっぽいけど、下の部分はちゃんと間違いを指摘してくれています(この先生は1日のレッスン数かなり多いと言っていましたので、コピペはしょうがないかなとも思います)。「affect」と「effect」は、書くときには問題ないのですが、話しているときはごっちゃになってしまうんですよね。ちゃんと覚えておかなければ。

料金プラン&コインについて

産経オンライン英会話プラスの難点は、コインシステムが若干分かりにくいこと。でも、はじめは「分かりにくっ!」と思うかもしれませんが、実際に使ってみるとそうでもないですよ。以下で分かりやすく説明します。
まず、前提として、以下のように講師によってレッスンを受けるのに必要なコイン数が異なります。
そして、以下のように、料金プランによって毎月もらえるコイン数が異なります。
お試しプラン* (初月のみ) | プラン620 | プラン1240 | |
月額 (税込) | 2,640円 | 6,380円 | 12,100円 |
コイン | 100コイン/月 | 620コイン/月 | 1,240コイン/月 |
レッスン 回数* | 5回/月 | 31回/月 | 62回/月 |
*「お試しプラン」は、最初の月だけ入る事ができるプランです。キャンセルしなければ、2ヶ月目以降は「プラン620」に自動的に移行します。
「レッスン回数/月」は、フィリピン人講師(1レッスン当たり20コイン)のレッスンを受けた場合の回数です。
コインは最大2ヶ月有効で、使いきれなかったコインは、翌月まで繰り越すことができます。また、メイン会員の他に、家族を最大5人まで登録することができ、コインを家族間でシェアすることができます。

システム的には毎日受けられるプランでも、実際には、毎日受けるのはかなりの根性を入れないと不可能なので、レッスンを分けあえるシステムはいいですね。
料金についての私の正直な感想は、この次の「まとめ&正直な感想」でまとめて書きます。
まとめ&正直な感想(辛口ごめん)

まずは産経オンライン英会話プラスのざっくりとしたまとめから。
- 「英会話レッスン」、「キッズレッスン」、「中国語レッスン」の3つを自由に選べる
・英語講師は、フィリピン人、日本人、英語ネイティブスピーカー
・中国語講師は、中国語ネイティブスピーカー - 5分前まで予約可能、1回のレッスン時間は25分
- 早朝5時~夜中1時まで開講
- レッスンの受講方法は、「Skype(スカイプ)」または「ブラウザを使用した独自システム」から選べる
- PC、タブレット、スマホから受講OK
- 家族とレッスンを分け合える(最大5人まで)
- プランは、「お試しプラン(月額2,640円)」、「プラン620(月額6,380円)」、「プラン1240(月額12,100円)」の3つ
- コイン制
コイン制について
- ひと月にもらえるコイン数
お試しプラン→100コイン、プラン620→620コイン、プラン1240→1240コイン - フィリピン人講師のレッスンを受けるのに必要なコイン数は、1回20コイン
- 日本人・ネイティブ講師のレッスンを受けるのに必要なコイン数は、1回300コイン
正直な感想
ネイティブ講師と日本人講師のレッスンを1回受けるのに必要なコインが300ということは、月6,380円のプランだと2回しか受ける事ができないことになります。これは、かなりコスパが悪いですね。

私個人的には、英語を学ぶのに必ずしもネイティブにこだわる必要はないと思っていますが、もっと安くでネイティブのレッスンを受けたければ、Cambly(キャンブリー)
やネイティブキャンプ
の方がおすすめです。
また、日本人講師のレッスンの場合は、月3,000円で最大11回日本人講師のレッスンを受けられる「ワールドトーク」の方が、料金的にお得です(ワールドトークを試してみたときのことは、こちらのページに書いています)。
ただ、プラン620の、フィリピン人講師のレッスンを毎日受けられて6,380円は、オンライン英会話の中でも安いです。また、この価格帯のオンライン英会話は他にもいくつかありますが、家族とコインを分け合えるのは産経オンライン英会話プラスだけです。なので、「できるだけ安く英語を学びたい」&「家族に英会話を学びたい人がいる」場合は、私的には産経オンライン英会話プラスがおすすめです。
上記を踏まえ、私が考えるおすすめのケースとおすすめではないケースをまとめてみました。
おすすめではないケース
- ネイティブスピーカーや日本人講師のレッスンを受けたい方
6,380円のプランで2回しか受けることができないので、コスパが悪いです。 - ビジネス英会話上級を学びたい方
産経オンラインプラスは、初級~中上級までしか対応していないため、上級者の場合は、講師が全員ビジネス経験を持つビズメイツなどの方がおすすめです。
おすすめのケース
- できるだけ安くで英語のレッスンを受けたい方
ネイティブや日本人講師のレッスンだと高いですが、フィリピン人講師のレッスンだけを受講すれば格安です。 - 中国語も学びたい方
- 学校での授業内容にあわせて英語を勉強したい中学生
2021年導入の新学習指導要領に対応した教材なので、学校で学ぶ内容と連動して学ぶことができます。 - 英会話を学びたい家族がいる方
せっかく毎日受けられるオンライン英会話のプランでも、現実的には毎日レッスンを受けるのはかなり難しいです。そのため、家族の中に英会話を学びたい人がいる場合、レッスンを分け合えるので、無駄なく使えることができます。
例えば、月額12,100円のプランでは、フィリピン人講師であれば毎日1日2回受けることができます。そのため、家族3、4人で分け合って丁度いいくらいだと思います(3人の場合、一人あたり月に約20回受けることができます)。
いずれにしても、オンライン英会話は実際に試してみて決めるのが一番です。無料体験は「産経オンライン英会話Plusのホームページ 」で登録するだけで、4回(フィリピン人講師2回、日本人または英語ネイティブ1回、中国語1回)受けることができますので、一度試されてみてはいかがでしょうか?
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