今回は、レアジョブのAIによる自動スピーキングテスト「PROGOS(プロゴス)」を受けてみました。
受けてみて真っ先に感じたことは、「レアジョブのビジネス英会話コースへの本気度が感じられた」でした。
これまで受けてきた自動スピーキングテストとは一線を画すPROGOSについて、詳しく書いていますので、是非ご覧ください。
レアジョブとは
まずは、ご存知でない方のために、レアジョブについて簡単に(すでにご存知の方は、読み飛ばしてください)。
「レアジョブ英会話
」は、一言でいうと、「オンライン英会話」で検索すると、絶対上位に表示される程超人気の「オンライン英会話」の会社です。
色々なオンライン英会話をレビューしてきましたが、レアジョブは、システムがすごく使いやすくて、講師の質も高く、そして値段の面からも、ワタシ的に特におすすめの会社です。
実際にレアジョブを受講してみた上で、私の独断と偏見で簡単にレアジョブの特徴をあげると、↓ のような感じです。
- 月額が格安&レッスンを毎日受けられる(1レッスン25分)
- 講師はフィリピン人
- 初回のレッスンのときに、講師がレベルチェックをしてくれる
- AI(人工知能)のスピーキングテストシステム「PROGOS(プロゴス)」が、自動で英会話力を判定してくれる ← 今回は、これをレポートします
- 無料体験がある
レアジョブには、以下の4つのコースがあります。
コース名 | 内容 |
日常英会話コース | 日常英会話を学びたい方向け |
ビジネス英会話コース | ビジネスパーソン向け。 ビジネス英会話+ディスカッションなど。 |
中学・高校生コース | 中学、高校生向け(年齢制限はなし)。 日常英会話+読み書き。英検二次試験(面接)対策も。 |
リップルキッズパーク | こども専用英会話。幼児~高校生向け。 レアジョブとZ会が共同運営。(ウェブサイト:リップルキッズパーク ![]() |
* 詳しくは「オンライン英会話「レアジョブ」が人気なのには理由があった」に書いていますので、そちらをご覧ください。
PROGOSとは

ではいよいよ「PROGOS」について。
PROGOS(プロゴス)は、そのちょっとごつめの名前とは裏腹に、最新のAIを搭載したすごい自動スピーキング力測定システムです。
このPROGOSのスピーキングテストは、
- 「日常英会話コース」では月に1回まで、
- 「ビジネス英会話コース」、「中学・高校生コース」では月に2回まで
無料で受けられます。
PCだけでなく、スマホやタブレットからも受験することができるので、便利ですね。
テスト時間&問題構成について
テスト内容は、ビジネスシーンを想定したものになっており、ビジネス英会話力を測定するのを主な目的としています。
具体的なテスト時間や問題構成について、以下にまとめてみました。
テスト時間
テスト時間は、約20分間です。多くの自動スピーキングテストよりも、ちょっと長めです。
問題構成
テスト問題は、以下の5つで構成されています。
- インタビュー(10問)
音声が流れ、それに答えていく一問一答方式。 - 音読(8問)
画面に英文が表示されるので、それを音読します。発音&文章をどれだけ理解しているかが判定されます。 - プレゼンテーション(1問)
「〇〇について話してください」という風にトピックが提示され、それについての説明を行います。 - グラフや図を用いたプレゼンテーション(1問)
グラフや図が表示され、それについての説明を行います。 - ロールプレイ(4問)
実際に誰かと話しているような状況でのテストです。最初にトピックが表示され、そのトピックに沿ってAIと会話をしていきます。
PROGOSのスピーキングテストはかなり実践に即した内容になっています。
レアジョブについての記事を書いているときも、レアジョブはビジネスコースにかなり力を入れているなとは感じていましが、実際に受けてみて、さらにレアジョブのビジネス英語コースの本気度がものすごく感じられました。
測定結果はいつ見られる?

テストを受験したら、少しでも早く結果を知りたいですよね。
その点、PROGOS はAIで自動測定するため、結果は1~2分で受け取ることができます。実際、今回受けたときもほぼ直後にテスト結果を見ることができました。
結果を見るまでのヤキモキ感がないのは嬉しいですね。
評価は9段階 & フィードバック付き

スピーキングテストの結果は、コミュニケーション能力判定に使用される世界標準規格「CEFR」に基づいて作成された、レアジョブ独自の9段階評価で行われます。
CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)は、文部科学省が英語力の評価指標として、新学習指導要領の中で採用しているそうです。また、世界中のビジネス界や学術界でも利用されている、国際標準規格だそうですよ。
また、9段階での総合評価に加え、おすすめの教材を提案してくれたり、どういうところを集中的に学ぶべきかのアドバイスまでくれます。実際に私が受け取った結果は、以下に載せています。
受けてみた感想
レアジョブはシステム全体がすごく簡単&直感で使えるようになっているのですが、プロゴスのテストも受けるための操作も同じ様に、とっても簡単でした。機械音痴の私には、とても有り難いです。
テストを通して各質問のあとに回答がアップロードされるんですが、それに毎回時間がかかって、結局所要時間は25分くらいでした(アップロードに時間がかかったのは、うちの回線の問題かもしれませんが)。
内容の感想は、「結構難しかった」&「すごくビジネス的内容だった」です。例えば、セクション4の「グラフや図を用いたプレゼンテーション」では、グラフが表示されたらすぐにグラフに示される傾向を読み取り、それを頭の中でまとめる必要があります。実践に即した内容になっているなと思いました。
20分のテスト時間は妙に長く感じて、終わったときには妙に達成感がありました。

結果を見るのは怖いけど、同時に見るのが楽しみという複雑な心境のまま、とりあえず終了です。
結果はこれでした


無料体験のときに受けた講師によるレベルチェックは、「レベル8」でしたが、私はビジネス英会話は苦手なので、「レベル7」は納得の結果です。
ちなみに、ネイティブキャンプで受けた自動スピーキングテストの「日常英会話スピーキングテスト」と「ビジネス英会話スピーキングテスト」でも「レベル8」でした。講師もAIもほぼ同じ結果なんて、AIはかなり賢くなっているんですね。
学習アドバイスとおすすめの教材も教えてくれる
PROGOSくんは、総合評価だけでなく、「表現の幅」、「正確さ」、「流暢さ」、「やりとり」、「一貫性」、「音韻」の6つのスキルについて、レベルと評価をくれます。
なので、どのスキルが得意で、どのスキルが苦手なのかを詳しく知ることができます。
また、各スキルについて、それぞれの具体的な学習アドバイスやおすすめの教材まで教えてくれます。
例えば、「表現の幅」では、「B2 and above」という評価をもらいました!


そして、フィードバックとおすすめの教材は、以下のように、かなり詳しく教えてくれます。


と、喜んでいたのも束の間、残りのスキルでは、以下のレベルと評価でした。(もちろん、これらのそれぞれについて、具体的な学習アドバイスとオススメ教材を教えてくれています)。






全体の評価が「7(B1 High)」だったのは、「表現の幅」が(奇跡的に)良かったからだったようです。
それ以外は、「6(B1)」。「正確さ」に至っては「4(A2)」!

かなり軽くショックを受けましたが、自分の英語の苦手なところを知ることはものすごく助けになりますね。
また、このテストでは、かなり具体的にどこを頑張るべきかを教えてくれるので、実際すごくやる気が出ます。
このテストは昨日受けたのですが、昨日のショックからはほぼ立ち直って、今は、「次はもっといいスコアをとるぞ!」という気持ちでいっぱいです。

まとめ&正直な感想(辛口ごめん!)

まずはPROGOSについて簡単にまとめてみました。
- AIが自動で判定してくれる
- PCでもスマホ・タブレットでも受験できる
- 問題の内容は、主にビジネスシーンを想定したもの
- 問題もすべて英語なので、最低でも問題を理解できる英語力が必要(中級の上~上級者向け)
- テスト時間は約20分。結果は2,3分で受け取ることができる。
- テスト結果は、総合判定に加えて、「表現の幅」、「正確さ」、「流暢さ」、「やりとり」、「一貫性」、「音韻」の6つのスキルについて細かくフィードバック(評価&学習アドバイス・オススメ教材)をくれる
なお、このPROGOSのスピーキングテストは、
- 「日常英会話コース」では月に1回まで、
- 「ビジネス英会話コース」、「中学・高校生コース」では月に2回まで
無料で受けられます。
正直な感想
今回PROGOSを受けて思ったのは、PROGOSくんはものすごく賢い&とてもうまく作られているということ。
確かに20分というテスト時間はちょっとだけ気合を入れて受けないといけませんが、その分、色々な角度から英語力をチェックしてくれるので、すごくためになります(実際のミーティングはもっと長かったりするので、英語での集中力を持続させる訓練にもなります)。
やっぱり英語力を効率的にアップさせるには、定期的なスピーキングテストがとっっっっっても大切だなと、改めて思いました。

PROGOSくんは中級~上級者向け
PROGOSのスピーキングテストは難しい!
上でも書きましたが、問題も全て英語なので、最低でも問題を理解できる英語力が必要になります。中級の上から上級者向けのようです。
なので、初級者にはあまりおすすめできないと思います。初級者は、ネイティブキャンプのビジネス英会話の自動スピーキングテストの方がおすすめです。
できれば、初心者向けの自動スピーキングテストがあればいいのになぁと思います。
あと、「中学・高校生コース」でも月に2回まで無料で受けられますが、質問内容がビジネス過ぎて、正直中高生には答えられないんじゃないかと思います(例えば、これまで一緒に働いた同僚に関する質問など)
ただ、中級~上級の英語力がある人には、かなりおすすめです。
総合判定だけでなく、「表現の幅」、「正確さ」、「流暢さ」、「やりとり」、「一貫性」、「音韻」の6つのスキルについて細かくフィードバックと学習アドバイスをくれるので、より早く、効果的に英語力をアップさせてくれること間違いなしです。
定期的に英語力をチェックしてくれると、「次は絶対もっとレベルを上げてやる!」という気にさせてくれます。

レアジョブは、以前レビューしたときにすごくビジネス英会話に力を入れているのが感じられましたが、今回PROGOSを受けてみて、改めてレアジョブの本気度が確認できました。
レアジョブのビジネス英会話コースは、月額9800円で、1日1回毎日レッスン受講可能です。
(私はその価値はその価値はあると思いますが)ちょっといきなり9800円は高いなと思えば、まずは月額5800円の日常英会話コースから始めるのもおすすめです。日常英会話コースでは、ビジネス関連の教材がいくつか利用できませんが、PROGOSは月に1回まで受けられますし、レッスンも1日1回毎日受けることができます
レアジョブのビジネス英会話コースについては、「会議も怖くない!ひとつ上を行くビジネス英会話コース」に詳しく書いていますので、是非こちらもご覧ください。
無料体験がある
また、レアジョブには無料体験もあります。
残念ながら無料体験のときにはPROGOSは受けることができませんが、レッスンがどんな感じかを実際に体験することができますし、講師によるレベルチェックは受けることができます。
無料体験を受けるには、無料登録(所要時間5分)をするだけ。クレジットカード番号もいりませんので、気軽に登録して体験することができます。
無料登録は「レアジョブ英会話ウェブサイト
」からすることができますよ。
また、私のレアジョブ体験については、「レアジョブの無料体験をしてみたら、色々感動した」に詳しく書いています。こちらも是非見てくださいね。
関連ページ
- オンライン英会話「レアジョブ」が人気なのには理由があった
- レアジョブの無料体験をしてみたら、色々感動した
- 英検面接対策&読み書きも!中学・高校生コース
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5 Responses
赤木
問題をそのまま載せているのはまずいのではないでしょうか。録画禁止ですが、レアジョブに許可は取っているのですか?これから受験する人も多くいると思います。削除しないのであれば通報します。
赤木
問題をそのまま載せる許可をレアジョブに取っていますか?これから受験する人もいますので配慮が必要です。記事を消さないならば通報します
Maple
管理人のかえでです。問題部分を削除しました。
Rose
レアジョブで毎日、日常英会話コースを受講して4年目、先ほど初めてPROGOSを受験してみました。私も無料体験時の講師によるレベルチェックより1レベル下の判定が出て、軽くショックを受けています・・・特にビジネスシーンでの英会話の経験がなく、うまく対応できず。でも、レビューを拝読して、私も次はもっと頑張るぞ!と思うことができました。ありがとうございます。
Maple
コメントをいただき、有り難うございます!私もビジネス英語は本当に苦手なので、お気持ちよく分かります。また、私は翻訳を生業としていますが、未だに日々闘いです。ネイティブでない限り、言語学習は本当にきりがないですね。
それにしても、4年も受講されているなんて敬服します。こちらの方こそ、もっと英語を頑張らなければ!とやる気を出させていただきました。ありがとうございました。