これまでたくさんのオンライン英会話を試して来て、もうこれ以上いいのは現れないだろうと思っていたのですが、今回、私がおすすめする目的別のオンライン英会話ランキングで、一気にほとんどのラインキングに入る、とてもいいオンライン英会話に出会いました。

それはどのオンライン英会話かというと、(タイトルですでにネタバレしてますが)「ベストティーチャー(Best Teacher)」です。
まずはベストティーチャーについての特徴を書いたあとに、私が実際に試したちょっと辛口な感想を書いていきます。
ベストティーチャーの特徴
ベストティーチャー(Best Teacher)は、株式会社ベストティーチャーが運営するオンライン英会話です。でも、実際のところは、ライティングレッスンもかなりの部分を占める、珍しいシステムを採用しています。
これを読んで、「英語を話せるようになりたいから、ラインティングレッスンはいらない」と思った人もいるかも知れませんが、今回私的には「ライティング+添削+スピーキング」の組み合わせがとても目に鱗でした。その理由は以下に詳しく書いていきますので、もしよければ最後まで読んでみてください。
まずは、ベストティーチャーの特徴を、まとめてみました。
- 「ライティング(英作文)」→「英文添削」→「添削文をもとに自分でトレーニング」→「スピーキングレッスン」という流れ
- 自分で作成した英作文を教材としてトレーニング&スピーキングレッスン
- 受講できるレッスン回数は無制限&24時間受講可能
- 世界各国の講師を採用(ハンガリー、ベネズエラ、アメリカなど、かなり国際色豊か)
- 「通常コース」&「試験対策コース」の2コース
- 無料体験あり&詳細なレベルチェックレポートをもらえる
これらの特徴について、詳しく書いていきます。
「ライティング+添削+スピーキング」の組み合わせ

ベストティーチャーの最大の特徴は、単に講師と英会話をするだけでなく、英作文&添削もセットになっていることです。
これについては、色々と説明するよりも、私が実際に受講したときの流れを書いた方がわかりやすいと思いますので、以下をご覧ください。
使い方&レッスンの流れ
ベストティーチャーの流れは、以下の通りです。

- Writingレッスン → チャット形式で講師と最低3回やりとり
- 講師がチャットの英文を添削
- Training → 添削されたものをもとに、自分でトレーニング
- 講師とスピーキングレッスン
この1~4がひとかたまりのレッスンです。そのため、スピーキングレッスンだけを受けることはできません。
Writingレッスンは、同時に3つまで受講できるので、講師からの添削を待っている間に、別のレッスンを開始することができます。
さらに、受講可能なレッスン回数に制限はないため、短期集中で学ぶこともできます。
1.Writingレッスン → チャット形式で講師と最低3回やりとり
レッスンで使用するトピックは、1,000を超えるレッスンから自分で選ぶことができます。
Writingレッスンの実際の画面は、↓のような感じです。

ライティングレッスンでは、上記の様なやり取りを最低3回します。上の画面には、「講師から数分~1時間程度で返信があります」と書かれていますが、私が受講したときにはだいたい5分くらいで返事がありました。
返信があると、マイページに↓のように表示されます。また、メールでも「講師が返信したよー」とお知らせしてくれるので、すぐにわかります。

左下の囲っているところには、他の人が書いた英文や、自己紹介で使えるフレーズなどを見ることができるので、参考になります。


2.講師がチャットの英文を添削
最低3回やり取りすると、「この返信を最後にする」というのが出てくるので、それをチェックするとチャットを終わらせる事ができます。やり取りは最大5回まですることができます。
チャットが終わるとそれまで書いた英文を添削してくれます。↓は、私が実際にしたやり取りの一部と、添削してくれた内容です。

わかりやすい解説も入れてくれるので、かなり勉強になります。Nintendo Swithにも「a」がいるんですね。冠詞は未だに苦手です。

ちなみに英語とは全く関係ないですが、会話の中でも書いたように、ニンテンドースイッチのリングフィット、すごくいいですよ!仕事柄コンピューターの前に一日中座っているので運動不足になりがちですが、リングフィットなら室内で楽しく汗だくになることができるので、大活躍です。
Writingセッションが終わったら、スピーキングレッスンを予約できる
Writing セッションが終わったら、スピーキングレッスンのための講師を予約することができるようになります。
講師予約もすごく簡単で、直感ですべていけますので、ここでは割愛します。


3.Training → 添削されたものをもとに、自分でトレーニング
このトレーニングもすごくユニークなシステムです。
自動読み上げでスピーキングを練習
トレーニングセクションには、自動読み上げ機能があり、それを聞いてスピーキングを自分で練習できます。自動読み上げなのでイントネーションとか若干不自然なところはありますが、許容範囲だと思います。

読み上げられた文を聞き取ってライティング
自動読み上げを聞いて、タイプしていくトレーニングもあります。

自分で書いた文章&すでに読んだ講師の文章のリスニングなので、リスニングの練習が効率よくできるようになっているんですね。
4.講師とスピーキングレッスン
トレーニングが終わったら(実際はトレーニングは飛ばすこともできますが)、いよいよ講師とのスピーキングレッスンです。スピーキングレッスンは、スカイプまたは「ベストーク」(ベストティーチャー独自のブラウザ受講システム)で受講することができます。
私はこれまで、スカイプではアップデートで音が聞こえなくなったりなど、色々とトラブルがあったので、ブラウザでの受講は嬉しいです。
今回も迷わず、ベストークで受講しました。画面は↓のような感じ。講師は、ジンバブエの先生でした。

レッスンはフリートークなどもできるようですが、ライティングセクションでのやり取りを教材としてレッスンを受けることができます。具体的には、今回は、ライティングセクションでの会話をお互いに読み上げていきました。また、今回は時間が余ったので、残りの時間フリートークをしました。
めちゃくちゃ人柄の素敵な先生で、受け答えも丁寧でした。ジンバブエの人と話すのは初めてでしたが、若干アクセントはあるものの、きれいな英語でわかりやすかったです。
無料体験レッスン後にレベルチェックレポート&学習アドバイスをもらえる
ベストティーチャーでは、無料体験レッスンでのスピーキングレッスンをもとに、すごく詳細なレベルチェックレポート&学習アドバイスを作成してくれます。

このレポートでは、以下の内容についての評価とアドバイスをもらえます。
- リスニング
- 発音
- 語彙力、
- 文法
- 表現力
- 総合評価
多くのオンライン英会話でも初回レッスン時にレベルチェックはしてくれますが、こんなにも詳細なレポートをもらったのは初めてだったので、正直感動しました。

スマホ用アプリもある
これまでベストティーチャーには、スマホ専用アプリもあるので、通勤時間などにもレッスンを受けられます。スマホアプリも直感で操作することができて◎。

コースは「通常コース」と「試験対策コース」の2つだけ

コースは、「通常コース」と、「試験対策コース」の2つだけです。
通常コース
ビジネスコースは特に別途作られているわけではなく、ビジネス英会話を学びたい場合は、英作文のやりとりのトピックを、以下の様なビジネス関連のものを選ぶことにより、ビジネス英語を学ぶことができるようになっています。

また、通常コースに1,500円/月を足せば、日経英字新聞の記事を使用した「Best Teacher LissN by NIKKEI コース」も受けることができます。このコースでは、日経英文新聞を読む/聞く → 英語で要約/感想を書く → 講師が添削 という流れになります。
試験対策コース
試験対策コースは、通常コースに、以下の試験対策が加わったコースです。
- TOEIC
- TOEFL
- IELTS
- 英検
- TEAP
- GTEC CBT
それぞれ、専用の教材を使用して行われます。
料金プラン

各コースのプランを、表にまとめてみました。
コース名 | 料金(月額) |
通常コース | 12,000円(税込) |
(日経英字新聞 LissN by NIKKEIコース) | 通常コースに +1,500円 |
試験対策コース | 16,500円(税込) |
無料体験レッスン
ベストティーチャーには、登録するだけで簡単に受けられる無料体験レッスンがあります。
【通常コース】では、「Writingレッスン3回+Speakingレッスン1回」受講することができます。
【各種試験対策コース】では、「Writingレッスン1回+Speakingレッスン1回」を受講することができます。
ベストティーチャーのシステムはユニークなのでちょっと分かりにくいところがあると思いますが、実際に受けてみたらとてもシンプルです。ですので、興味のある方はとりあえず無料レッスンを受講することをおすすめします。
登録は、「ベストティーチャーのサイト」ですることができます。
ベストティーチャーは難しい?私がベストティーチャーを一押しする理由

ベストティーチャーの口コミや評判を見てみると、「難しい」という書き込みを多く目にしました。確かに特に初心者の方など、いきなり英作文はハードルが高いと感じる人がいるかもしれません。でも、慣れてくるとかなりササッと書けるようになりますし、なにより「英作文+添削」にはものすごい効果がありますので、頑張る価値はあります。
実は、今回ベストティーチャーをレビューするまでは、「英語を話せるようになるには、とにかく英語を話して外国人慣れするのが一番」と思っていました。でも、今思い返すと、私がまだ英語を習い始めたときには、とてもじゃないけどいきなり英会話はできませんでした。そして、今回ベストティーチャーを実際に試してみたら、初心者の方にこそ「英作文→スピーキングレッスン」という流れはすごくいいと考えが変わりました(もちろん、初心者だけでなく、中級や上級の方にもおすすめですが)。
私がそう思った理由は、以下の通りです。
いきなり英会話は難しい

多くのオンライン英会話は、決まった教材に沿っていきなり外国人講師と英語で会話をするスタイルがほとんどです。でもそれだと、いきなり英語を頭の中で組み立てて話さなければならないため、英会話に慣れていない人にはハードルが高すぎます。オンライン英会話を挫折した人は、これが理由の人も多いのではないでしょうか。
でもベストティーチャーでは、前もって英作文をして、添削されたものをスピーキングレッスンの教材にするため、内容をしっかり理解し、自信を持ってスピーキングレッスンに臨むことができます。なので、かなり高い効果を得ることができます。
文法の勉強は面白くない&対話形式で言い回しを覚えていく方が楽しくて効果的

文法の勉強って聞き慣れない用語とかたくさんあって、難しいと思いませんか?日本の英語教育は文法中心なので、文法から入るべきという考え方が中心です。でも、私は自分の経験から、必ずしも文法から入る必要はないと思ってます。
実際、私は留学をしたとき、恥ずかしいほどまっっっったく英語がわかりませんでした(関係代名詞も分からないくらい(汗))。でも、文法の勉強は全くせずに、とにかく英作文やリーディングをしていたら、1年後にはカレッジに入学できるほどのTOEFL点数をとることができました。
また、実際に外国人と英語でコミュニケーションを取りながらだと、英語が通じる!と実感しながら、楽しく英語を身につけることができます。そのため、英語が苦手という人にこそ、是非試してもらいたい方法です。
英作文は、スピーキング力アップのスピードを一気に加速させる

英語を聞いたり読んだりすることはできても、話すのが苦手な人は多くいます。これは、インプット(読む、聞く)よりもアウトプット(書く、話す)の方が断然難しいからです。
英語は、実際に話さないと絶対に話せるようにはなりません。そのため、英作文をしても英語を話せるようにはなりません。でも、英作文は同じアウトプットなので、スピーキング力の向上も一気に加速されます。また、インプットは受け身なのでなかなか頭に残りませんが、アウトプットは自分で考えたり調べたりして出てきたものなので、頭に残りやすいです。
また、ベストティーチャーの英作文はチャットスタイル=会話スタイルなので、スピーキングと直結しています。そのため、さらに効率よくスピーキング力をアップさせることができると思います。
添削で間違いを訂正してくれる
オンライン英会話だと、間違った表現などを使っても全ては訂正してくれないため、ずっと間違った表現を使い続けてしまう可能性があります(私は未だに、「この表現間違ってた!」と気づくことがあり、顔から火が出るほど恥ずかしくなることがよくあります)。
でも、英文添削、特にベストティーチャーの添削のように、コメントを入れて添削してくれると、何が間違っていたのかを知ることができます。反対に、正しい英語の場合も正しいと知ることができると、それ以降自信を持って使える様になります(こっちの方が大切かも)。

英語で日記を書けるアプリなんかも人気ですが、果たしてその英語が正しいのか間違っているのか分からずに書き続けるのは、不毛ですよね。正しい英語であることがわからないと、いくら頑張って英語を書き続けても、いつまでたっても自信を持って英語を話せる様になりません。なので、英文添削してくれるのは、かなり強力な英語勉強法だと思います。
私がベストティーチャーのシステムが目に鱗だったというのは、上記の理由からです。
英作文をするのは、最初は大変だと思いますが、2ヶ月続けてみたら、自分の成長にビックリすると思います。そして、続ければ続けるほど、ライティングが苦でなくなっていきます。
また、オンライン英会話だといきなり電車の中で話し出すとやばい人と思われるので、場所を選びますが、英作文なら例えば通勤中の電車の中でもできるのも、大きなメリットです。
ベストティーチャーのシステムは、初心者だけでなく、中級者や上級者、ビジネス英語を学びたい方、そして、小学生や中高校生にもおすすめです。
料金についての正直な感想

どんなにいいサービスでも、料金が高いと使うのは難しいですよね。
通常コースの月額12,000円という金額は、外国人講師のオンライン英会話と比べて高めです。例えば、ネイティブキャンプ だと、月額6,480円でレッスン受け放題です(めちゃくちゃ安いですね)。なお、ネイティブキャンプについては、こちらのページに詳しく書いています。興味のある方はこちらもご覧ください。
そのため、「すでに英語は結構話せるから、できるだけ安くで英会話だけを学びたい」という人はネイティブキャンプなどの方がいいと思います。
でも、すべての英作文を添削してくれて、レッスン受け放題で12,000円は、めちゃくちゃ安いと思います。スピーキングのレッスンのない英語添削サービスよりも安いです。
単に英語を話せるようになりたい&できるだけ安く受けたいという方でも、もう数千円だけ出して、数ヶ月だけでもベストティーチャーから始めると、その後の英語学習がすごくスムーズになると思います。その方が、せっかく使うお金を無駄にせずに済みますし、いきなり英会話を始めて挫折するのも防ぐことができます。
今回も辛口レビューをするつもりでしたが、システム的には全くケチをつけるところがなく、反対にすごく考えさせられ、勉強になりました。料金がもっと安ければ、より多くの人が利用しやすくなると思いますが、サービス内容とレッスン受け放題なので、しょうがないのかなとも思います。
いずれにしても、人によって好みは分かれますので、興味がある方は、まずは無料体験レッスンがおすすめです(無料体験レッスンは、「ベストティーチャーのサイト」で登録するだけで受けることができます。クレジットカード番号の登録も必要ありませんよ)。
ベストティーチャーのユニークなスタイルは、一度は試す価値アリだと私は思います。是非気軽に試してみてはいかがでしょうか。
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